小鹿野文化センターで社会教育課行政専門員として勤務されている、山本さんを講師としてお招きしました。
山本さんは小鹿野町の学芸員として40年もの間、町の歴史や文化を調査・研究している方です。調査・研究したことは、多くの人々に伝えるために、町の広報誌や書籍にまとめているそうです。
始めに、山本さんが学芸員の仕事をすることになった経緯を話してくださいました。
高校生の時に歴史的な建物や美術品に強い魅力を感じ、大学で日本の歴史を学びたいと思ったそうです。大学では奈良時代について研究したそうです。そして、勉強したことを生かして仕事をしたい、と考え学芸員の仕事を選んだそうです。
小鹿野町で仕事に就いた山本さんは、合角ダムに埋没した地域の歴史を本にして後世に残すことを、大きな目標として取り組んだそうです。
最後に、やりたいことを見つけ、目標を持って一歩一歩着実に努力していくことが大切であること、自己表現力を高めることが求められるから、勉強を頑張ってほしい、とお話しくださいました。
山本さんは、夢をもとに自分の進路を決め、実際に仕事を通して人々に役に立つことができる、すばらしい職業人して自己実現されています。
山本さんの生き方は、生徒にとって大いに参考になりますし、進路について考えることのできる、とてもよい機会になったと思います。
山本さん、本日は大変ありがとうございました。